強迫性障害とはどんな病気?

自分の意思に反して、不快な考え(強迫観念)が頭から離れず、その不安を打ち消すために無意味な行為(強迫行為)を繰り返してしまう病気です。 代表例として、手が細菌で汚れていると感じて何度も洗う「潔癖・洗浄」、鍵や火の元を何十回も確認する「確認」、自分だけの特定の儀式(順番通りに物を並べる等)をしないと気が済まない「儀式行為」などがあります。本人は「やりすぎだ」と分かっているのに、やめると恐ろしいことが起きるような気がして、止められないのが苦しみの本質です。

どんな人がかかりやすい?

  • 完璧主義で、高い道徳心を持つ人: 「万が一のミスも許されない」「自分が不潔だと周囲に迷惑をかける」といった強い責任感が、確認や洗浄の過剰化を招きます。
  • ストレスフルな環境にいる人: 進学、就職、出産など、人生の責任が重くなるタイミングで発症・悪化しやすい傾向があります。

強迫性障害かも、と思ったらどうすればいい?

「性格の問題」と片付けず、早めに専門医へ相談してください。治療は、脳内のセロトニンバランスを整える薬物療法と、「不安なことをあえてやってみて、強迫行為を我慢する(曝露反応妨害法)」という認知行動療法を組み合わせて行います。 家族も「確認に付き合わない」という毅然とした、かつ温かいサポートが必要になるため、家族向けのカウンセリングも有効です。