ASD(自閉スペクトラム症)とはどんな病気?
生まれつきの脳の配線の違いにより、「社会的なコミュニケーション」と「想像力の欠如に伴う強いこだわり」に特性が現れる状態です。 「空気を読む」といった非言語的な合図の理解が難しく、言葉通りに受け取ってしまったり、自分の関心事を一方的に話してしまったりすることがあります。また、五感が過敏(大きな音が苦痛、特定の服のタグが痛いなど)であったり、逆に鈍麻であったりすることも多いです。
どんな人がかかりやすい?
- 特定の分野に突出した才能がある人: 興味のあることには驚異的な集中力や記憶力を発揮するため、エンジニアや研究職などで活躍している人が、対人トラブルを機に大人になってから診断されるケースが増えています。
- 「天然」や「変わった人」と言われ続けてきた人: 本人の努力不足ではなく、脳の情報の受け取り方のクセが原因です。
ASDかも、と思ったらどうすればいい?
ASD自体は「治す」ものではなく、「自分の取り扱い説明書(マニュアル)」を作って適応していくものです。 仕事では「曖昧な指示を避け、メールで箇条書きでもらう」といった配慮を求めたり、感覚過敏にはイヤーマフやサングラスを活用したりと、環境を調整(環境調整)することが重要です。自分の特性を専門外来で精査し、得意・不得意の凸凹を把握することから始めましょう。