妄想性障害とはどんな病気?

統合失調症と違い、幻聴や支離滅裂な思考はほとんどありません。しかし、「ある特定のテーマに基づいた、非常に強固で現実離れした思い込み」が持続します。 内容は「配偶者が浮気をしている(嫉妬妄想)」「自分は特別な血筋だ(誇大妄想)」「近所の人が嫌がらせをしている(被害妄想)」など、一見あり得そうな話であるため、周囲も最初は信じてしまうことがあります。本人はそれを100%真実だと確信しており、反論されると激しく怒ることが多いです。

どんな人がかかりやすい?

  • もともと猜疑心が強く、孤独な人: 他人との接触が少なく、客観的な情報が入ってこない状況で妄想が肥大化しやすくなります。
  • 中高年以降: 若い頃からの性格傾向が、加齢や社会的な孤立をきっかけに、固定的な妄想へと変化するケースがあります。

妄想性障害かも、と思ったらどうすればいい?

本人は病気だという自覚(病識)が一切ないため、受診させるのが非常に困難です。「それは妄想だ」と否定すると敵意を向けられるため、「あなたの悩み(不安や不眠)を和らげるために専門家の知恵を借りよう」と、本人の困りごとに寄り添う形で受診を促すのが現実的です。