双極性障害(躁うつ病)とはどんな病気?

気分が異常に盛り上がる「躁状態」と、どん底まで落ち込む「うつ状態」という、極端な感情の両極端を繰り返す病気です。 躁状態のときは、寝なくても元気、全能感に溢れる、高額な買い物を繰り返す、攻撃的になるといった行動が見られ、本人には病識がありません。しかし、その後必ずやってくる「うつ状態」では、躁のときの行動を後悔し、死にたくなるほどの自己嫌悪に陥ります。うつ病(単極性)とは治療法が全く異なり、誤った治療は症状を悪化させます。

どんな人がかかりやすい?

  • 遺伝的・生物学的な要因が強い人: 脳内の感情コントロールに関わる神経細胞の機能不全が関係していると言われています。
  • エネルギッシュで社交的な人: 普段から活動的な人が、何らかのきっかけでブレーキが壊れたように躁状態へ突入することがあります。

双極性障害かも、と思ったらどうすればいい?

「気分が良すぎる時期」があったことを医師に正確に伝えることが不可欠です。うつ状態のときに受診すると「うつ病」と診断されがちですが、抗うつ薬は躁転(急激に躁になること)を招くリスクがあります。 気分安定薬(リチウムなど)を主軸とした薬物療法と、自分の気分の波をグラフ化して把握する「心理教育」を通じて、波を小さくコントロールしていくことが治療の目標になります。