統合失調症とはどんな病気?
思考、知覚、感情を統合する機能が一時的に低下し、現実と非現実の区別がつかなくなる脳の病気です。 自分を批判する声や命令する声が聞こえる「幻聴」、誰かに監視されている、毒を盛られているといった「被害妄想」が代表的です。また、意欲が極端に低下し、お風呂に入れない、誰とも話したくないといった「陰性症状」も出ます。100人に1人が発症する身近な疾患であり、ドーパミンという神経伝達物質の過剰な活動が主な原因と考えられています。
どんな人がかかりやすい?
- 思春期から30代までの若年層: 就職や自立といった大きなストレスがかかる時期に発症しやすいです。
- 繊細でストレスに脆い側面を持つ人: 遺伝的な要因に加え、環境的なストレス(いじめ、過労、孤独など)が重なった時にスイッチが入ることが多いとされています。
統合失調症かも、と思ったらどうすればいい?
「早期発見・早期治療」が何よりも重要です。脳が激しく混乱している状態なので、放置すると脳の機能が低下し、回復に時間がかかってしまいます。 幻覚や妄想に本人が気づくのは難しいため、家族や周囲が「最近様子がおかしい(独り言が増えた、急に怯え出した)」と感じたら、すぐに精神科を受診させてください。現在は副作用の少ない優れたお薬が多く、早期なら十分な社会復帰が望めます。