オンライン診療でも、医師が診察のうえで必要と判断すれば、薬は処方されます。処方箋の原本を自分で薬局へ持ち込む必要はなく、多くの場合、医療機関から患者が指定した薬局へ処方箋の情報が送られます。薬の受け取り方は、大きく「薬局へ行って受け取る」か「自宅へ配送してもらう」かの2通りで、どちらを選べるかは医療機関と薬局の対応によって異なります。「画面越しの診察で、薬は本当に手元に届くのだろうか」と不安に感じていませんか。通院がつらくて受診を先延ばしにしてきたとしても、それはあなたが弱いからではありません。仕組みを知っておけば、迷わずに次の一歩を選べます。

この記事では、次のことがわかります。

  • オンライン診療で処方箋が発行され、薬が手元に届くまでの流れ
  • 薬の受け取り方3タイプ(自宅配送・薬局での受け取り・医療機関からの発送)の比較
  • 電子処方箋の仕組みと、対応している医療機関・薬局の調べ方
  • 精神科・心療内科の薬に固有の注意点(初診での制限・投与日数の上限)
  • 診察料・薬代・送料など費用の内訳と、保険が使える範囲
  • 処方箋の有効期限切れ、在庫切れ、配送の遅れなどへの対処法

この記事の監修

星野 奈生子(精神科医)

オンライン診療でも薬は処方されます — 処方箋の届き方の全体像

オンライン診療とは、スマートフォンやパソコンの映像・音声を用いて、離れた場所から医師の診察を受ける方法です。厚生労働省は「オンライン診療の適切な実施に関する指針」で実施のルールを定めており、この指針のなかでも、医師の判断による医薬品の処方が想定されています。つまり「オンラインだから薬は出ない」わけではなく、診察の内容に応じて処方が行われます。

処方箋の原本はどこへ行く?

対面診療では、会計時に紙の処方箋を受け取り、自分で薬局へ持参します。オンライン診療では、患者が指定した薬局へ、医療機関から処方箋の情報が送られる形が一般的です。従来の紙の処方箋では、まずファクシミリや画像などで処方内容が薬局へ届き、原本は後日、医療機関から薬局へ郵送されるという運用が広く行われています。電子処方箋に対応した医療機関と薬局であれば、処方箋そのものが電子データとしてやり取りされます。

いずれの場合も、患者が処方箋の原本を保管したり、持ち歩いたりする必要は基本的にありません。ただし運用は医療機関ごとに異なるため、予約時や診察時に「処方箋はどのように送られますか」と確認しておくと、その後の手続きがスムーズです。

「院外処方」と「院内処方」で受け取り方が変わります

処方の形には、処方箋を発行して外部の薬局で調剤してもらう「院外処方」と、医療機関が自院の薬を直接渡す「院内処方」の2種類があります。オンライン診療では院外処方が中心ですが、院内処方に対応し、医療機関から薬を発送する運用をとっている医療機関もあります。どちらに当たるかで、薬が届くまでの日数や送料の扱いが変わります。

希望した薬が必ず処方されるとは限りません

処方は、あくまで診察に基づく医師の判断で行われます。厚生労働省の指針では、患者が特定の医薬品の処方を希望し、転売や不適正な使用が疑われるような場合に処方することはあってはならない、と明記されています。「この薬を出してほしい」という要望がそのまま通るわけではない点は、あらかじめ知っておきたいところです。症状や困っていることを具体的に伝えるほうが、結果的に自分に合った治療につながります。

薬の受け取り方3タイプを比較 — 日数・送料・向いている人

オンライン診療で処方された薬の受け取り方は、大きく3つに分けられます。どれを選べるかは、受診する医療機関と、指定する薬局の対応状況で決まります。

※表は横にスクロールできます

受け取り方 手元に届くまでの目安 送料などの費用 向いている人
自宅へ配送
(薬局から発送)
調剤後の発送から1〜数日(地域・配送方法による) 薬局が定める送料が自己負担(保険適用外) 外出がつらい人、近くに薬局がない人、日中に動けない人
薬局へ行って
受け取る
在庫があれば当日中も可能 送料はかからない 早く受け取りたい人、薬剤師に対面で相談したい人
医療機関から発送(院内処方の場合) 医療機関の運用による 送料が自己負担になる場合がある 窓口を1か所にまとめたい人

配送にかかる日数や送料は、薬局・医療機関・配送方法によって幅があります。目安として受け取り、正確な条件は利用する医療機関と薬局に確認してください。

① 自宅への配送 — 外出せずに受け取れる

薬剤師によるオンラインでの服薬指導を受けたうえで、調剤された薬を薬局から自宅へ届けてもらう方法です。厚生労働省も、調剤された薬剤を薬局から配送する場合の取扱いを示しており、制度として認められた受け取り方です。外出がつらいときや、日中に薬局へ行く時間が取れないときに向いています。

一方で、手元に届くまでに時間がかかること、送料が自己負担になることは押さえておきたい点です。薬が切れる直前に受診すると、届く前に手持ちの薬がなくなることがあります。残りが1週間分を切ったころに次の予約を入れておくと、余裕をもって受け取れます。

② 薬局へ行って受け取る — 最も早く手に入りやすい

処方箋の情報が届いた薬局へ自分で足を運び、その場で調剤してもらう方法です。在庫があれば当日中に受け取れることが多く、急いでいるときに向いています。薬剤師と対面で話せるため、飲み方の不安や飲み合わせの疑問をその場で相談しやすいという利点もあります。

事前に薬局へ電話し、処方箋が届いているか、薬の在庫があるかを確認してから向かうと、待ち時間や二度手間を減らせます。

③ 医療機関から発送されるケース(院内処方)

医療機関が院内処方に対応している場合、薬局を介さず、医療機関から直接薬が発送されることがあります。診察から発送までの窓口が1か所にまとまるため、手続きが分かりやすいのが特徴です。オンライン心療内科・精神科のメントアは、保険適用の診療を行っており、お薬最短即日発送に対応しています。予約から診察までLINEで完結し、18時〜24時・365日、当日予約にも対応しています。

ただし、どの医療機関でも院内処方が選べるわけではありません。取り扱っている薬の種類も医療機関によって異なるため、希望する場合は予約前に確認しておくと確実です。

予約から薬が届くまでの流れ

初めての人にとっては、「診察のあと、誰が何をしてくれるのか」が最も分かりにくい部分です。一般的な流れは次の6ステップです。

1. 予約: オンライン診療に対応した医療機関を予約します。保険証(マイナ保険証)の情報や住所を登録します

2. 診察: ビデオ通話で症状や困りごとを相談します。医師が必要と判断した場合に処方が行われます

3. 受け取り方の指定: 薬を受け取る薬局、または配送を希望する旨を伝えます

4. 処方箋の送付: 医療機関から薬局へ処方箋の情報が送られます。紙の処方箋の場合、原本は後日郵送されます

5. 服薬指導: 薬剤師から薬の説明を受けます。来局のほか、オンラインでの服薬指導にも対応している薬局があります

6. 受け取り・支払い: 薬局の窓口で受け取るか、自宅で受け取ります。診察料は医療機関へ、薬代は薬局へ支払います

オンライン服薬指導とは?

薬を受け取る前には、薬剤師から飲み方や注意点の説明(服薬指導)を受けることが必要です。この服薬指導を、映像と音声のやり取りで行うのがオンライン服薬指導です。医薬品医療機器等法(薬機法)の施行規則が令和2年および令和4年に改正され、制度として位置づけられました。厚生労働省の資料では、映像および音声の送受信により相手の状態を相互に認識しながら通話できる方法で行うものとされ、患者の求めに応じて、その都度、薬剤師の判断と責任に基づいて実施できるとされています。

つまり、診察から服薬指導、薬の受け取りまでを自宅で完結できる制度上の道筋は整っています。ただし、すべての薬局がオンライン服薬指導や配送に対応しているわけではありません。対応の有無は薬局ごとに異なります。

薬局はどこを指定すればよい?

薬局を選ぶときは、次の点を確認しておくと迷いません。

  • オンライン診療からの処方箋(ファクシミリ送付や電子処方箋)を受け付けているか
  • オンライン服薬指導と薬の配送に対応しているか
  • 処方された薬の在庫があるか、取り寄せになる場合は何日かかるか
  • 自宅や職場から通いやすい場所にあるか

厚生労働省の指針では、患者がかかりつけの薬剤師・薬局のもとで医薬品を一元的に管理することが望ましいとされています。複数の医療機関にかかっている場合、薬局を1か所にまとめておくと、飲み合わせの確認がしやすくなります。

支払いは「医療機関」と「薬局」で分かれます

オンライン診療では、診察料を医療機関に、薬代を薬局に支払うのが基本です。支払い方法はそれぞれの運用によって異なり、クレジットカード決済や、配送時の代金引換などが用いられます。院内処方の場合は、医療機関にまとめて支払う形になります。合計でいくらかかるのかを知りたいときは、医療機関と薬局の両方の案内を確認してください。

電子処方箋とは? 紙の処方箋との違い

電子処方箋とは、これまで紙でやり取りされていた処方箋を、電子データとしてやり取りする仕組みです。厚生労働省が全国的な運用を進めており、医療機関と薬局の双方が対応していれば利用できます。

項目 紙の処方箋 電子処方箋
処方箋の形 紙の原本 電子データ
薬局への渡し方 持参、またはファクシミリ送付+原本の郵送 引換番号を薬局に伝える
薬の情報の共有 医療機関・薬局ごとに分かれやすい 直近の薬の情報を医師・薬剤師が確認できる
利用に
必要なもの
特になし マイナンバーカードの健康保険証利用登録など
対応状況 どの薬局でも扱える 対応している医療機関・薬局に限られる

電子処方箋を使うために必要なもの

厚生労働省の国民向けの説明では、電子処方箋の利用には、マイナンバーカードを作成し、健康保険証としての利用登録を済ませたうえで、医療機関・薬局の窓口でマイナンバーカードを用いて受け付けることが案内されています。処方箋が電子化されるため、原本を薬局に持参する必要がなくなり、引換番号があれば調剤を受けられるとされています。処方内容の控えや、マイナポータルからの確認も可能です。

対応している医療機関・薬局は限られます(普及の途上)

電子処方箋は、すべての医療機関・薬局に導入されているわけではありません。厚生労働省のウェブサイトでは、電子処方箋に対応している施設を検索できるようになっています。かかりつけの薬局が未対応であれば、従来どおり紙の処方箋(ファクシミリ送付+原本の郵送)でのやり取りになります。どちらであっても、薬を受け取れないということはありません。

重複投薬や飲み合わせの確認に役立ちます

電子処方箋の利点として、厚生労働省は、転居しても薬の情報を共有できること、飲み合わせの悪い薬や重複した投薬を防げること、薬の受け取りがより便利になること、マイナポータルで自分の薬の情報をいつでも確認できることを挙げています。複数の医療機関から薬が出ている人ほど、恩恵を受けやすい仕組みといえます。

精神科・心療内科の薬で知っておきたい注意点

心の不調に用いる薬には、他の診療科とは異なるルールが設けられているものがあります。「オンラインでは薬が出ない」と誤解して受診をあきらめる必要はありませんが、初診では処方の範囲が限られる場合があることは知っておくと戸惑いません。

初診のオンライン診療では処方できない薬があります

厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」では、初診の場合には次の処方を行わないこととされています。

  • 麻薬および向精神薬の処方
  • 基礎疾患等の情報が把握できていない患者に対する、特に安全管理が必要な薬品の処方
  • 基礎疾患等の情報が把握できていない患者に対する8日分以上の処方

睡眠薬や抗不安薬のなかには向精神薬に分類されるものがあり、初診のオンライン診療では処方の対象外となる場合があります。また、処方されたとしても、初回は日数が短めに設定されることがあります。どの薬がどの区分に当たるかは薬剤によって異なり、制度も改定されるため、実際の可否は診察のなかで医師に確認してください。眠れないつらさへの対処法は、不眠に薬は必要?市販薬・睡眠薬・漢方の違いと受診の目安でも解説しています。

投与日数に上限が定められている薬があります

保険診療のルール(保険医療機関及び保険医療養担当規則)では、投薬量は予見することができる必要期間に従ったものでなければならないとされ、厚生労働大臣が定める内服薬・外用薬については、1回あたり14日分・30日分・90日分のいずれかを限度とすると定められています。新しく発売された医薬品や一部の向精神薬などが対象になりますが、区分は薬剤ごとに異なります。

そのため、「一度に3か月分もらう」ことができる薬と、できない薬があります。長期の連休や出張・帰省が控えているときは、早めに受診し、必要な日数を医師に相談しておくと薬を切らさずに済みます。

自己判断で中断・増減しないでください

薬の効き方や副作用の出方には個人差があります。飲み始めてから体調の変化を感じたときや、効果が実感できないと感じたときも、自分の判断で中止したり量を変えたりせず、まず医師や薬剤師に相談してください。精神科で用いられる薬のなかには、急に中断すると体調の変化が生じることがあると報告されているものもあります。オンライン診療であれば、次の受診を待たずに相談できる体制をとっている医療機関もあります。

こんなときは対面での受診を検討してください

厚生労働省の指針では、オンライン診療は「かかりつけの医師」によって行われることが基本であり、対面診療を適切に組み合わせて行うことが求められるとされています。触診や検査ができない分、得られる情報が限られるためです。次のような場合は、対面での受診が適しています。

  • 症状が急に強くなった、または新しい症状が出てきた
  • 動悸・強い倦怠感・体重減少など、体の病気の可能性を確かめたい
  • 血液検査や心電図など、対面でなければできない検査が必要と言われた
  • 薬を飲み始めてから、気になる体の変化が続いている
  • 医師からオンラインでの診療が適切でないと判断された

特に、死にたい気持ちが強いとき、自分を傷つけたくなったときは、ひとりで抱え込まず、すぐに相談してください。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)や、#いのちSOS(0120-061-338)などの公的な相談窓口が利用できます。緊急のときは、119番や救急外来という選択肢もあります。

費用の内訳と保険適用の範囲

「オンラインだと高くつくのでは」という不安から受診をためらう人もいます。実際には、オンライン診療も保険診療として実施でき、その場合の自己負担割合は対面と同じ考え方です。ただし、保険の対象にならない費用が別にかかることがあります。

※表は横にスクロールできます

費目 内容 保険適用 支払先
診察料
(初診料・再診料など)
医師の診察にかかる費用 保険適用
(自己負担は原則3割など)
医療機関
処方箋料 処方箋の発行にかかる費用 保険適用 医療機関
調剤技術料・
薬学管理料
調剤や服薬指導にかかる費用 保険適用 薬局
薬剤費 薬そのものの代金 保険適用 薬局
配送料(送料) 薬を自宅へ届ける費用 保険適用外
(自己負担)
薬局・医療機関
システム利用料など 予約システムの利用料等
(設定は医療機関による)
保険適用外の場合がある 医療機関

金額は診療内容・処方内容・薬局によって変わります。同じ薬でも、薬局が算定する基本料の区分によって支払額に差が出ることがあります。

保険はどこまで使える?

医師の診察・処方・調剤・薬剤費といった医療行為の部分は、保険診療として扱われます。一方、薬の配送料や、医療機関が独自に設定するシステム利用料などは保険の対象外で、全額自己負担になります。なお、医療機関のなかには自由診療(自費)のみで行っているところもあります。保険を使いたい場合は、予約前に保険診療に対応しているかを確認してください。よくある費用や手続きの疑問は、メントアのよくある質問でも確認できます。

自立支援医療(精神通院医療)で負担を軽くできる場合があります

精神疾患で継続的な通院が必要な場合、自立支援医療(精神通院医療)という制度を利用できることがあります。この制度では、対象となる通院医療費の自己負担が原則3割から1割に軽減され、所得等に応じて月ごとの負担上限額が設けられます。処方された薬の費用も対象に含まれます。申請の窓口は市区町村で、医師の診断書などが必要です。対象になるかどうか、どの医療機関・薬局で使えるかは個別の手続きによって決まるため、主治医と市区町村の担当窓口に確認してください。

よくあるトラブルと対処法

オンライン診療での処方は、対面とは違う場面でつまずくことがあります。あらかじめ知っておくと、多くは避けられます。

起こりやすいこと 背景 対処のしかた
処方箋の期限が切れた 使用期間は交付の日を含めて4日以内 処方の連絡が来たら早めに薬局へ。切れた場合は医療機関へ相談
薬局に在庫がない 取り扱いのない薬・入荷待ち 事前に薬局へ在庫を確認。取り寄せ日数を聞く
配送が遅れた 天候・繁忙期・配送の事情 追跡番号で状況を確認。残薬に余裕をもって受診する
住所や宛名が違っていた 登録情報が古いまま 予約時に登録住所を確認。転居後は必ず更新する
家族に知られたくない 配送物の外装が気になる 薬局に相談する。薬局での受け取りに切り替える方法もある

処方箋の有効期限は「交付の日を含めて4日以内」

保険医療機関及び保険医療養担当規則では、処方箋の使用期間は交付の日を含めて4日以内と定められています(長期の旅行等、特殊の事情があると認められる場合を除く)。土日・祝日も日数に含まれるため、金曜日に発行された処方箋は月曜日には期限が切れている計算になります。

期限を過ぎると、その処方箋では調剤を受けられません。原則として医療機関で処方箋を再発行してもらう必要があり、あらためて費用がかかる場合があります。処方の連絡が届いたら、できるだけ早く薬局へ連絡するのが確実です。なお、一定の条件のもとで複数回(3回まで)使用できるリフィル処方箋という仕組みもありますが、対象となる医薬品や運用は限られています。

薬が届かない・遅れているとき

配送の場合、発送から到着までは地域や配送方法によって差があります。予定日を過ぎても届かないときは、まず薬局に連絡し、発送状況と追跡番号を確認してください。手持ちの薬が尽きそうなときは、その時点で医療機関にも相談を。服用の間隔が空くことによる影響は薬によって異なるため、自己判断で残っている薬を減らして飲み延ばすことは避けてください。

薬を切らさないためのコツ

  • 手元の薬が残り1週間分になったら、次の診察を予約する
  • 連休・年末年始・出張の予定は、早めに医師へ伝えておく
  • 配送を選ぶ場合は、受け取りに時間がかかる前提で予約日を決める
  • 引っ越しをしたら、医療機関と薬局の登録情報を更新する

自分の状態を整理してから相談したいときは、症状別のセルフチェックで現在の状況を確認してから受診する方法もあります。

よくある質問

オンライン診療で処方箋はもらえますか?

はい。医師が診察のうえで必要と判断すれば、オンライン診療でも処方箋は発行されます。ただし、処方箋の原本を自分で受け取るのではなく、医療機関から指定した薬局へ情報が送られる形が一般的です。電子処方箋に対応している場合は、電子データでやり取りされます。

処方箋の原本は自宅に届きますか?

多くの場合、原本は患者本人には届きません。紙の処方箋では、まずファクシミリなどで処方内容が薬局へ届き、原本は医療機関から薬局へ郵送される運用が広く行われています。運用は医療機関によって異なるため、診察時に確認しておくと確実です。

薬はどのくらいで届きますか?

薬局へ受け取りに行く場合は、在庫があれば当日中に受け取れることもあります。配送の場合は、調剤後の発送から1〜数日かかるのが一般的で、地域や配送方法によって差があります。手持ちの薬が少なくなる前に、余裕をもって受診してください。

オンライン診療で睡眠薬や抗不安薬は処方してもらえますか?

厚生労働省の指針では、初診のオンライン診療で麻薬および向精神薬を処方しないこととされています。睡眠薬や抗不安薬の一部はこの向精神薬に含まれるため、初診では処方の対象外となることがあります。継続的に受診している場合の扱いは状況によって異なるため、医師に相談してください。

処方箋の有効期限が切れたらどうなりますか?

処方箋の使用期間は、交付の日を含めて4日以内と定められています。期限を過ぎた処方箋では調剤を受けられず、原則として医療機関での再発行が必要になります。再発行には費用がかかる場合があるため、処方の連絡を受けたら早めに薬局へ連絡してください。

薬の配送料に保険は使えますか?

配送料は保険の対象外で、自己負担になります。金額は薬局や配送方法によって異なります。送料をかけたくない場合は、薬局へ受け取りに行く方法を選べます。どちらにするかは、体調や生活の都合に合わせて決めてかまいません。

電子処方箋に対応していない薬局でも薬は受け取れますか?

受け取れます。電子処方箋は普及の途上にあり、未対応の医療機関・薬局も少なくありません。その場合は、従来どおり紙の処方箋(ファクシミリ送付と原本の郵送)でやり取りされます。対応している施設は、厚生労働省のウェブサイトで検索できます。

家族に知られずに薬を受け取ることはできますか?

配送物の外装や差出人の表示は、薬局によって取り扱いが異なります。気になる場合は、事前に薬局へ相談してみてください。薬局の窓口で自分が受け取る方法や、職場の近くの薬局を指定する方法もあります。

まとめ

  • オンライン診療でも、医師が必要と判断すれば薬は処方されます。処方箋は医療機関から指定した薬局へ送られるのが一般的です
  • 受け取り方は「自宅への配送」「薬局での受け取り」「医療機関からの発送」の3タイプで、日数・送料・対応状況が異なります
  • 電子処方箋は普及の途上にあり、対応していない場合も従来の紙の運用で問題なく受け取れます
  • 精神科の薬には、初診での処方制限や投与日数の上限が設けられているものがあります。自己判断での中断・増減は避けてください
  • 処方箋の使用期間は交付の日を含めて4日以内です。届いたら早めに薬局へ連絡してください

受け取り方の選択肢を知っておけば、通院の負担を理由に治療を先延ばしにする必要はありません。分からない点は、受診する医療機関や薬局に遠慮なく質問してください。今日できる小さな一歩から始めてみましょう。

出典・参考文献

つらい症状が続くときは、ひとりで抱え込まずご相談ください。メントアは保険適用のオンライン心療内科・精神科です(18時〜24時・365日、当日予約可)。

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FAQ

心療内科・精神科に関する
よくある質問

仕事帰りでも受診できますか?夜間診療の有無を知りたいです。

クリニックによっては、お仕事をお持ちの方でも通いやすいよう夜間外来を設けている場合があります。当日の最終受付時間や診療曜日は、各院の案内をご確認ください。

今日すぐに診てもらいたいのですが、当日でも受診できますか?

多くのメンタルクリニックは予約制ですが、症状の急変など緊急を要する場合は、当日枠で対応可能なケースもあります。まずは電話やWebサイト等で現在の空き状況を問い合わせるのが確実です。

女性の先生に診察をお願いすることは可能でしょうか?

はい、女性医師が在籍しているクリニックでは、指名や担当日の選択が可能です。公式ホームページの医師紹介欄を確認するか、予約時に「女医を希望」と伝えておくとスムーズです。

漢方薬による治療は受けられますか?

西洋薬だけでなく、体質や症状に合わせた漢方薬を処方しているクリニックも多くあります。「なるべく自然な薬を使いたい」などのご希望があれば、診察時に医師へご相談ください。

診察にかかる費用が気になります。保険は使えますか?

基本的に健康保険が適用されるため、自己負担3割程度で受診いただけます。初診料や処方箋の有無で前後しますが、一般的な目安として数千円程度(4,000円〜6,000円前後)を見ておくと安心です。

診断書を書いてもらうことはできますか?

基本的には、医師が必要と判断した場合、職場や学校に提出するための診断書を発行してくれます。予約時や診察中に「診断書希望」と伝えておくとスムーズです。

初めての受診で、うまく話せるか不安です。準備は必要ですか?

全てを完璧に話そうとしなくても大丈夫です。「いつから」「どのような症状で困っているか」を簡単で良いのでメモしてお持ちいただくと、伝え漏れがなくなり、診察がよりスムーズに進むでしょう。

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