「精神科に行ったら終わり」ではありません。精神科や心療内科を受診した記録があるというだけで、就職・結婚・人生の選択肢が一律に閉ざされる仕組みは、日本にはありません。医師には法律上の守秘義務があり、受診したことが会社や周囲へ自動的に伝わることもありません。ただし、生命保険の告知のように、事実として影響しうる場面があるのも本当です。どこに影響があり、どこには無いのかを正確に知ることが、いちばん損をしない選び方です。

「一度行ったら、もう普通には戻れないのではないか」。そう思って、予約ボタンの手前で何日も止まっている方は少なくありません。そう感じてしまうのは、あなたが弱いからでも、大げさだからでもありません。情報が断片的にしか出回っていない分野では、不安のほうが先に大きくなるのが自然なことです。

この記事では、次のことがわかります。

  • 「行ったら終わり」と言われるようになった背景と、いまの精神科医療の実際
  • 就職・転職に響くのか(誰が受診歴を知りうるのかの整理)
  • 生命保険への影響(ここは事実として正直にお伝えします)
  • 受診の記録はどこに、どれくらい残るのか
  • 薬をやめられなくなるのか、周囲に知られるのか
  • 「受診しない」という選択に伴うリスクと、相談の目安

この記事の監修

星野 奈生子(精神科医)

「精神科に行ったら終わり」は本当か — 5つの不安と事実

結論からお伝えすると、受診歴があること自体を理由に、就職・結婚・各種の手続きが一律に制限される制度は日本にはありません。医療情報は本人の同意なく第三者へ提供しないことが原則とされ、医師には刑法上の守秘義務が課されています。一方で、生命保険の告知のように、事実として影響が生じうる場面は存在します。よく語られる5つの不安と、事実としての見方を整理します。

「終わり」と感じる不安 事実としての見方 まずできること
就職・転職に響く 医療機関から会社へ受診歴が自動的に伝わる仕組みはない。ただし休職して傷病手当金を使う場合は会社が関与する 会社に知られたくない事情があるなら、休職を伴わない通院の形を医師に相談する
生命保険に入れなくなる 告知義務があり、加入や条件に影響することがある。引受基準を緩和した商品など選択肢もある 加入予定の保険会社に、告知項目と取り扱いを直接確認する
記録が一生残る カルテの保存期間は医師法で5年とされる。戸籍・住民票・履歴書に病歴が載ることはない 何がどこに残るのかを知り、漠然とした不安を具体化する
薬をやめられなくなる 治療の目標は服薬の継続そのものではない。減薬・終了を目指す経過も一般的とされる 治療方針や減らし方の見通しを、初診の段階で医師に質問する
周囲に知られる 医師・医療従事者には守秘義務がある。オンライン診療なら通院の姿を人に見られない 受診の形(対面/オンライン)を、生活に合わせて選ぶ

なぜ「終わり」と感じてしまうのか

多くの場合、その感覚は具体的な不利益の経験ではなく、情報の少なさから生まれています。精神科は、周囲に受診した人がいても口にしないことが多く、体験が共有されにくい領域です。結果として「よくわからないから、きっと重大な何かが起こるのだろう」という想像だけが残ります。この記事の目的は、その空白を事実で埋めることです。

「一律に閉ざされる」ことはない、が「影響ゼロ」でもない

誠実にお伝えすると、「まったく何の影響もありません」とは言い切れません。後述するとおり、生命保険の告知は事実として影響しうる場面です。ただし影響が出る領域は限定的で、あらかじめ知っておけば準備ができます。むしろ避けたいのは、不確かな不安のまま受診を先送りし、症状が長引くことのほうです。

なぜ「行ったら終わり」という言葉が広まったのか

この言葉には、日本の精神科医療がたどってきた歴史が反映されています。いま受診を迷っている方が想像している精神科は、多くの場合、数十年前のイメージであることが少なくありません。

かつての精神科医療は入院が中心でした

日本の精神科医療は長く入院を中心に組み立てられ、「精神科にかかる=入院する」「入院したら戻れない」という連想が社会に残りました。厚生労働省は2004年に「精神保健医療福祉の改革ビジョン」をまとめ、入院中心の医療から、地域で暮らしながら治療を続ける方向への転換を打ち出しています。現在の外来診療は、仕事や学業を続けながら通うことを前提としています。

呼び名も、医療の形も変わってきました

病気の呼び方も見直されてきました。日本精神神経学会は2002年に「精神分裂病」という呼称を「統合失調症」へ改めています。名称が持つ否定的な響きが、本人や家族の負担になっていたことが背景にありました。呼称の変更は、医療の側が偏見を減らそうとしてきた歩みのひとつです。診療の形も変わり、現在は薬物療法だけでなく、環境調整や精神療法を組み合わせる進め方が広く行われています。

受診している人は、決して少数ではありません

厚生労働省の患者調査では、精神疾患で医療機関にかかっている人は全国で数百万人規模と報告されています。うつ病、不安症、不眠、適応障害といった不調は、特別な人だけに起こるものではありません。あなたの職場にも、通院しながら働いている人がいると考えるほうが実態に近いといえます。「終わり」だとしたら、これほど多くの人が働き続けている説明がつきません。

不安①:就職や転職に響きますか

医療機関から会社へ受診歴が伝わる仕組みはありません。通院しているだけで採用選考に自動的に影響が及ぶことは、通常は考えにくいといえます。ただし知られうる経路が限られた形で存在するのも事実です。過度に怯えず、経路を正確に把握するのが現実的です。

経路 会社に伝わるか 補足
医療機関から会社への連絡 原則として伝わらない 医師・医療従事者には守秘義務がある。本人の同意なく第三者に提供しないのが原則
健康保険証を使っての受診 診療内容が事業主に自動通知される仕組みではない 給付の記録を扱うのは保険者。事業主が個々の診療内容を自由に閲覧できる形にはなっていないのが一般的
診断書を会社に提出する 提出すれば当然伝わる 提出するかどうかは本人が決める。休職・配慮の申請には必要になることが多い
傷病手当金を申請する 会社が関与するため知りうる 申請書には事業主の証明欄と医師の意見欄がある
自立支援医療の利用 会社に通知される仕組みではない 手続きの窓口は市区町村。健康保険組合に情報が渡る場合の扱いは制度により異なる

医療機関から会社へ、受診歴が自動的に伝わることはありません

刑法第134条は、医師などが正当な理由なく業務上知り得た人の秘密を漏らした場合の罰則を定めています。医療分野での個人情報の扱いについても、厚生労働省がガイダンスを示し、本人の同意を得ずに第三者へ提供しないことを原則としています。「会社から問い合わせがあったら答えてしまうのでは」という心配は、制度上想定されていません。

ただし、休職して傷病手当金を使う場合は会社が関与します

ここは正確にお伝えしておきます。心身の不調で休職し、傷病手当金を申請する場合、申請書には事業主が記入する証明欄と、医師が記入する意見欄があります。つまり、この道を選ぶと会社は療養の事実を知ることになります。これは制度上そうなっているもので、避けようがありません。

ただしこれは「受診したから知られる」のではなく「休職という制度を使うから関与する」という順序です。通院しながら勤務を続ける場合、この経路は発生しません。どちらを選ぶかを初診の時点で決める必要もありません。

面接で病歴を聞かれたら

採用選考は、応募者の適性と能力に基づいて判断することが求められています。とはいえ、健康状態を尋ねられて戸惑う場面はあります。症状の細部まで説明する義務はなく、「現在は通院しながら業務に支障なく勤務できています」といった、就業能力に関する範囲で伝えられます。判断に迷う場合は、都道府県労働局やハローワークの相談窓口に応募前に確認する方法もあります。

不安②:生命保険に入れなくなりますか

ここは、正直にお伝えする必要がある項目です。生命保険や医療保険の加入時には告知義務があり、精神科・心療内科の通院歴や服薬内容が、加入の可否や条件に影響することがあります。「まったく問題ありません」とはお伝えできません。一方で「一生入れなくなる」わけでもありません。仕組みと選択肢を知って判断するのが現実的です。

保険には「告知義務」という仕組みがあります

保険法には、契約の締結にあたって保険会社が求める重要な事項について事実を告げる義務が定められています。故意または重大な過失で事実を告げなかった場合、保険会社は契約を解除できるとされています。通院歴を隠して加入することは、後で契約を失うリスクを抱えることになります。 告知を正確に行うことが、結果として自分を守る選び方です。

影響しうる範囲と、選べる選択肢

告知の結果は、加入できる/できないの二択ではありません。特定の疾病を一定期間だけ保障の対象外とする条件付き加入や、保険料を上乗せしての加入など、複数の扱いがあります。告知項目を絞った商品もあります。

保険の種類 特徴 留意点
通常の生命保険・医療保険 告知項目が多く、保険料は比較的抑えられていることが多い 通院歴・服薬内容により、加入不可・条件付き・保険料上乗せなどの判断がありうる
引受基準緩和型(限定告知型) 告知項目が少なく、持病や通院歴がある人でも検討しやすい設計 保険料は通常型より高めに設定されるのが一般的。加入直後の保障が制限される期間がある場合も
無選択型 告知なしで加入できる設計の商品 保障内容が限定され、保険料はさらに高く設定される傾向
すでに加入済みの契約 加入後に受診しても、それだけで契約が無効になるものではない 契約内容・特約の追加時には改めて告知が必要になる場合がある

多くの場合、告知の対象となる期間は「過去◯年以内の通院・投薬」といった形で区切られています。つまり、時間の経過とともに扱いが変わることもあります。いま受診することが、生涯にわたって保険の道を閉ざすという話ではありません。

加入できるかどうかを判断するのは保険会社です

ここは重要な線引きです。加入の可否や条件を判断するのは保険会社であり、医療機関では答えられません。 医師は診療の専門家ですが、各社の引受基準を知る立場にはなく、「この保険に入れますか」という質問に責任をもって答えることはできません。正確な情報が必要な場合は、加入を検討している保険会社や代理店など、保険の専門家に直接ご確認ください。

「保険に入ってから受診する」という考え方について

「先に保険に入り、それから受診しよう」と考える方がいます。気持ちは理解できますが、注意が必要です。すでに症状が出ている状態でそれを告知せずに加入すると、告知義務違反にあたり、いざというときに保障を受けられない可能性があります。その間に治療が遅れる損失も生じます。保険の検討と受診の検討は、切り離して考えるほうが現実的です。

不安③:受診の記録は一生残りますか

「一生残る」という表現は、多くの場合、実態より広く受け取られています。医療の記録には保存期間が定められ、戸籍や住民票、履歴書に病歴が載ることはありません。何がどこにどれだけ残るのかを見ていきます。

記録の種類 残るか 保存期間・扱い
カルテ(診療録) 受診した医療機関に残る 医師法により、診療完結の日から5年間の保存が定められている
診療報酬の請求記録(レセプト) 保険者側に残る 保険給付の事務のために扱われる。事業主が個別の内容を自由に見る仕組みではない
戸籍・住民票 載らない 病歴が記載される欄はない
履歴書 自分が書かない限り載らない 一般的な様式に病歴の記載欄はない
精神障害者保健福祉手帳 申請した場合のみ 本人の申請に基づく制度。取得は任意で、有効期限がある
自立支援医療(精神通院医療) 申請した場合のみ 通院医療費の自己負担を軽減する制度。こちらも本人の申請による

カルテの保存期間は5年とされています

医師法では、診療録について「五年間これを保存しなければならない」と定められています。病院や診療所に勤務する医師の診療録は、その管理者が保存する形です。この5年は保存の義務であり、これを超えて残っている場合もあります。ただし「すべての医療機関で共有される名簿」のようなものは存在せず、医療機関どうしがカルテを自由に閲覧し合う仕組みもありません。

戸籍・住民票・履歴書に病歴は載りません

戸籍や住民票は身分関係や住所を公証する書類で、病歴を記載する欄はありません。履歴書は自分が作成する書類で、一般的な様式に病歴を書く欄はありません。「役所に記録が残り、将来なにかの手続きで出てくるのでは」という不安は、事実としては当てはまりません。

手帳や自立支援医療は「申請して初めて」始まります

精神障害者保健福祉手帳や自立支援医療(精神通院医療)は、受診すると自動的に登録されるものではありません。いずれも本人が申請して初めて利用が始まる制度です。自立支援医療は、継続的な通院にかかる医療費の自己負担を軽減する仕組みです。使うかどうかは自分で選べます。「勝手に何かに登録されてしまう」ことはありません。

不安④:薬をやめられなくなりませんか

受診をためらう理由として、薬への不安はとても多く聞かれます。「一度飲み始めたら一生やめられない」というイメージが先行しがちですが、治療の実際とは異なります。

治療のゴールは「薬を飲み続けること」ではありません

治療の目標は、症状が和らぎ、その人が望む生活を送れる状態を取り戻すことです。薬はそのための手段のひとつであり、目的ではありません。症状が落ち着いた後も一定期間治療を続けることが再発の予防につながると考えられていますが、「一生続ける」という意味ではありません。経過を見ながら減量や終了を検討する進め方が一般的です。見通しが気になる場合は、初診で期間の想定を質問して差し支えありません。

減らすときは、時間をかけて段階的に

薬を減らす際は、急にやめるのではなく、時間をかけて段階的に減らす方法がとられます。急な中止では、症状のぶり返しや体調の変化が起こることがあると報告されています。減らす時期は症状の安定期間や生活の状況によって変わるため、医師と相談しながら計画を立てます。「減らしたい」という希望は遠慮なく伝えてかまいません。

自己判断での中断は避けてください

良くなったと感じた時点は、回復の途中であることが少なくありません。ここで自己判断により中断すると、症状が戻ってしまうことがあります。飲み心地が合わない、日中の眠気がつらいなど、気になることがあれば、やめる前に主治医へ伝えてください。種類や量の調整には幅があります。なお、薬の効き方や副作用の出方には個人差があり、この記事で個別の判断をお伝えすることはできません。

薬を使わない選択肢もあります

すべての相談が薬の処方につながるわけではありません。状態によっては、生活リズムの調整や環境の見直し、精神療法を中心に進めることもあります。「受診=必ず薬が出る」ではありません。薬に抵抗がある場合は、その気持ちを最初に伝えてください。

不安⑤:家族や職場に知られませんか

受診したことを人に知られたくないという気持ちは自然なものです。その希望は、かなりの程度守られる仕組みになっています。

医師には法律上の守秘義務があります

前述のとおり、刑法第134条には医師などの守秘義務に関する規定があります。加えて、医療機関は個人情報の取り扱いについて厚生労働省のガイダンスに沿った運用を求められています。家族から問い合わせがあった場合も、本人の同意なく診療内容を伝えることは原則としてできません。「家族に連絡がいくのでは」という心配は、成人の場合、通常は当てはまりません。

通院を人に見られたくないとき

待合室で知人に会うことを心配して受診が遅れるケースは少なくありません。この点については、オンライン診療という選択肢があります。厚生労働省も指針を示しており、条件のもとで保険診療として行われています。自宅から受診できれば、通院の姿を誰かに見られる心配はなくなります。移動時間がなくなる分、仕事を続けながら治療を受けやすくなります。

家族に伝えるかどうかは、自分で決められます

家族に話すかどうかも、自分で決めてよいことです。どちらが正解ということはありません。迷っている段階なら、診察の場で「家族に伝えるべきか迷っている」と相談できます。伝え方や範囲を一緒に整理することもできます。

「受診しない」という選択にもリスクがあります

ここまで、受診に伴う不安に一つずつお答えしてきました。同時に置いておきたいのは、受診を先送りすることにも、それ自体のリスクがあるということです。脅すつもりはありません。両方を並べ、自分で決めていただくための材料です。

観点 早めに相談した場合 先送りした場合に起こりうること
症状 軽い段階で手を打ちやすいとされる 悪化・長期化し、回復に時間がかかることがある
仕事・学業 通院しながら続けられる可能性が高まる 限界に達して、突然休まざるを得なくなることがある
選べる手段 環境調整や生活面の工夫など、選択肢が多い 症状が重くなるほど、選べる手段が限られていく
人間関係 状態を説明でき、周囲の理解を得やすい 遅刻や欠勤が続き、事情が伝わらないまま評価が下がることがある
時間と費用 短期間で落ち着く場合もある 治療期間が延び、通院回数や費用がかさむことがある

体の病気と同じで、心の不調も早い段階のほうが対応の幅が広いとされています。「まだ受診するほどではない」という判断が、結果として選択肢を狭めてしまうことがあります。

受診を考えたい状態のサイン

次のような状態が続いているなら、相談を検討するタイミングと考えられます。

  • 気分の落ち込みや不安、不眠が2週間以上続いている
  • 朝、体が動かない。出勤や登校の前に涙が出る
  • 食欲が落ちた、または過剰に食べてしまう状態が続いている
  • 集中力が落ち、これまでできていたことでミスが増えている
  • 休日に何もできず、翌週が来るのが怖い
  • 頭痛・動悸・めまいなどが続くが、内科では異常を指摘されない
  • 「消えてしまいたい」と感じる瞬間がある

とくに、死にたい気持ちが強いとき、自分を傷つけたくなったときは、ひとりで耐えないでください。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)や、#いのちSOS(0120-061-338)といった公的な相談窓口を利用できます。緊急のときは、119番や救急外来という選択肢もあります。

まず何をすればよいか

受診を決めきれない段階でも、負担の小さい順に進めることができます。

1. いまの状態を書き出す(いつから/何がつらいか/睡眠と食欲の変化)

2. セルフチェックで状態を客観的に整理する

3. 気になる点を、受診前によくある質問で確認する

4. 対面かオンラインか、通いやすい形を選ぶ

5. 初診を予約し、書き出したメモを持参する(画面越しでも読み上げれば伝わります)

セルフチェックはあくまで受診を検討するための目安であり、診断ではありません。うつ病セルフチェックや適応障害セルフチェックで結果が軽く出た場合でも、つらさが続いているなら相談をためらう必要はありません。診断は、対面でもオンラインでも、医師の診察によって行われます。

通院の負担を小さくしたいとき

心の不調の専門は、心療内科または精神科です。「平日の日中に時間がとれない」「院内で人に会いたくない」という理由で受診が遅れることは少なくありません。オンライン心療内科・精神科のメントアは、保険適用で、18時〜24時・365日、当日予約可です。診断書最短即日発行、お薬最短即日発送で、予約から診察までLINEで完結します。

よくある質問

精神科と心療内科、どちらに行けばよいですか

厳密には、心療内科は心理的な要因が関わる体の症状を、精神科は気分や思考など心の症状を主に扱うとされています。ただし実際には両方を診療している医療機関が多く、受診先で扱いが違って困ることは多くありません。迷う場合は、どちらの標榜であっても、いまの症状をそのまま伝えれば問題ありません。

一度受診したら、通い続けなければいけませんか

通院の継続は本人が決めることです。一度の相談で見通しが立ち、経過観察になることもあります。ただし、症状が続いている段階での自己判断の中断は、ぶり返しにつながることがあります。やめたいと感じたときは、黙って通院をやめるのではなく、その気持ちを診察の場で伝えてください。

受診したことは、会社にバレますか

医療機関から会社へ受診歴が伝わる仕組みはありません。医師には守秘義務があり、本人の同意なく第三者へ情報を提供しないことが原則です。ただし、診断書の提出や、休職して傷病手当金を申請する場合は、手続き上、会社が関与します。通院しながら勤務を続ける場合、この経路は発生しません。

住宅ローンは組めなくなりますか

住宅ローンそのものは、返済能力を中心に審査されます。一方、多くの住宅ローンで加入が必要となる団体信用生命保険は生命保険の一種で、告知が必要です。そのため通院歴が加入の可否や条件に影響することがあります。判断するのは保険会社であり、医療機関では答えられません。加入を任意とするローン商品もあるため、詳しくは金融機関に確認してください。

結婚や妊娠・出産に影響しますか

婚姻届に病歴を記載する欄はなく、受診歴を理由に結婚が制限される制度はありません。妊娠を希望する場合は、通院や服薬の状況を事前に主治医へ伝えることで、時期や薬の内容を含めて検討できます。自己判断で薬を中断せず、まず相談することが大切だと考えられています。

診断名がつくのが怖いのですが

診断名は、その人にレッテルを貼るためのものではなく、いま起きていることを整理し、適した対応を選ぶための道具です。また、初診で必ず確定した診断名がつくとも限らず、経過を見ながら見直されることもあります。「診断名を知りたくない」という希望があれば、最初に伝えて差し支えありません。

家族に「行くほどではない」と言われました

つらさの度合いは、外からは見えにくいものです。周囲の受け止め方は、受診が必要かどうかの根拠にはなりません。判断の材料になるのは、あなた自身の生活に支障が出ているかどうかです。家族の理解が得られない場合でも、本人の意思で受診できます。

まとめ

  • 精神科・心療内科の受診歴があること自体で、就職・結婚などが一律に閉ざされる制度はありません
  • 医療機関には守秘義務があり、受診歴が会社へ自動的に伝わることはありません(休職して傷病手当金を使う場合は会社が関与します)
  • 生命保険の告知は、事実として影響しうる場面です。隠さず告知したうえで選択肢を確認するほうが、結果的に自分を守れます。加入の可否を判断するのは保険会社で、医療機関では答えられません
  • カルテの保存期間は5年とされ、戸籍・住民票・履歴書に病歴が載ることはありません
  • 治療の目標は服薬の継続そのものではなく、望む生活を取り戻すことです。減薬の希望は遠慮なく伝えられます

「行ったら終わり」という言葉は、かつての医療のイメージと、情報の少なさが重なって残ったものです。いま通院しながら働き、暮らしている人は数多くいます。不安の中身を一つずつ確かめれば、多くは形を変えます。確かめきれない部分があっても、それを抱えたまま相談してかまいません。最初の一歩は、それで十分です。

出典・参考文献

つらい症状が続くときは、ひとりで抱え込まずご相談ください。メントアは保険適用のオンライン心療内科・精神科です(18時〜24時・365日、当日予約可)。

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FAQ

心療内科・精神科に関する
よくある質問

仕事帰りでも受診できますか?夜間診療の有無を知りたいです。

クリニックによっては、お仕事をお持ちの方でも通いやすいよう夜間外来を設けている場合があります。当日の最終受付時間や診療曜日は、各院の案内をご確認ください。

今日すぐに診てもらいたいのですが、当日でも受診できますか?

多くのメンタルクリニックは予約制ですが、症状の急変など緊急を要する場合は、当日枠で対応可能なケースもあります。まずは電話やWebサイト等で現在の空き状況を問い合わせるのが確実です。

女性の先生に診察をお願いすることは可能でしょうか?

はい、女性医師が在籍しているクリニックでは、指名や担当日の選択が可能です。公式ホームページの医師紹介欄を確認するか、予約時に「女医を希望」と伝えておくとスムーズです。

漢方薬による治療は受けられますか?

西洋薬だけでなく、体質や症状に合わせた漢方薬を処方しているクリニックも多くあります。「なるべく自然な薬を使いたい」などのご希望があれば、診察時に医師へご相談ください。

診察にかかる費用が気になります。保険は使えますか?

基本的に健康保険が適用されるため、自己負担3割程度で受診いただけます。初診料や処方箋の有無で前後しますが、一般的な目安として数千円程度(4,000円〜6,000円前後)を見ておくと安心です。

診断書を書いてもらうことはできますか?

基本的には、医師が必要と判断した場合、職場や学校に提出するための診断書を発行してくれます。予約時や診察中に「診断書希望」と伝えておくとスムーズです。

初めての受診で、うまく話せるか不安です。準備は必要ですか?

全てを完璧に話そうとしなくても大丈夫です。「いつから」「どのような症状で困っているか」を簡単で良いのでメモしてお持ちいただくと、伝え漏れがなくなり、診察がよりスムーズに進むでしょう。

当日受診できてお薬や診断書も最短即日対応。オンライン心療内科「メントア」

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24時間受付、当日相談可能。つらい時にすぐ相談でき、必要に応じて即日で医師により診断書発行も対応します。

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POINT03

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初診5,400円前後、再診2,900円前後(保険適用時)。保険適用のため、安心して受診いただけます。

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お薬の発送元はクリニックだとわからない表記に。周りに知られる心配がなく、安心してご相談いただけます。

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POINT05

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